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イボをハサミで切ってはいけない理由と体験者の声

イボの治療方法について
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自分で自宅で処置はしない

鏡を見るたびに首や鎖骨など、目立つ場所にできてしまったイボをみてため息をついてしまう方も多いのではないでしょうか。

ボコッと飛び出していたり、垂れ下がっているイボをみて「ああもう、この気になるイボを切ってしまいたい。

ネックレスにひっかかったり鬱陶しいし時々痛いし、ストールで隠すのももう嫌、、、」と、思うこともあるのではないでしょうか。

首にできるイボを、ご自分でハサミ、あるいはつめ切りで切るのは非常に危ないことです。

しかしながら、皮膚科では突起性(飛び出して垂れ下がっていたり、ドーム状に膨らんでいるもの)のイボをハサミで切る治療法もあります。

これはあくまでも、皮膚科や美容外科の医師が清潔な器具を使い適切な処置をしている、ということが大前提となります。

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自分で自宅でハサミでイボを切って「キレイになった」というケース

インターネットなどの体験談を拝見いたしますと、時折、ー自分で自宅でハサミで切ってキレイになった、キレイに治った、ーというお話があります。

これは、たまたまうまくいっただけであり今後もその綺麗な状態が続くかどうかはわからない、と私は考えます。

首に出来るイボにはいくつかの種類があります。ここでは詳細な説明は割愛しますが、大きく分けると以下の3つとなります。

 

  1. 加齢、老化によって出来るイボで感染性のないもの(脂漏性角化症;老人性イボ、老人性疣贅)
  2. ウイルス性のイボで感染力のあるもの(ヒトパピローマウイルスによる尋常性疣贅、青年性扁平疣贅)
  3. 悪性の腫瘍である皮膚ガン

 

体験談を拝見して、自分で自宅でハサミで切ってキレイに治ったよ、という方は①の加齢によってできた脂漏性角化症であったと考えられます。

脂漏性角化症は極端な言い方をすれば角質が厚く盛り上がった状態です。

ハサミで切った際に皮膚の表皮あるは真皮までを切り取り、皮下組織(毛細血管などの血流がある)まで切るに至らなかったため、出血もせず炎症も起こさずに済んだのかもしれません。

 

 

自分で自宅でハサミでイボを切って「大変なことになった」というケース

首にできているイボにネックレスが引っかかることが気になっていたAさん

30代になってからだんだんと大きくなっていく首にできたイボが気になって仕方なかったAさんは、友人が海外旅行先でエステのようなサロンで顔の目立つ部分にあったホクロを切除した、という話を聞きました。

Aさんは、どの様にしてホクロを切ってもらったのか、友人に尋ねました。

友人の話では、ピンセットでホクロを引っ張り、その根元からハサミで切っていた、とのことでした。

Aさんは、それならばイボもピンセットで引っ張って根元から切れば切ればキレイになるのではないか、と考えました。

Aさんは、自宅のピンセットでイボの隆起(盛り上がった)部分を引っ張り、その根元と思われた箇所を、眉毛のお手入れ用のハサミで切りました。

その瞬間、チクリ、どころではない痛みがあり、更に出血もしました。

切った箇所を抑えて出血はとまりましたが、痛みはなかなか治りませんでした。

なぜか喉の周りが腫れている様な気もしますし、腋の下もかすかにいたむような気がします。

保湿クリームを頻回に塗るなどをしてしのぎましたが、切った箇所は薄っすらと茶色になっていました。

色素が沈着して跡が残ってしまいました。

これは傷口から細菌が侵入して炎症をおこしたと考えられます。

喉のまわりと腋窩に感じた違和感は、リンパ腺が反応したためでしょう。

切った箇所を瘡蓋が出来ても擦ったり引っ掻いたりすることを繰り返していると、色素沈着など肌に跡が残ってしまうことがよくあります。

また首元は紫外線からの刺激も受けやすいこともあり、そのことも色素沈着の原因と考えられています。

 

イボを切っても出血もなくキレイになったと思っていたBさん

首に複数のイボが出来ていて、家族にイボのことを指摘されイボのことが気になるようになったBさんは、小さなイボだし病院に行くまでもないだろう、と思い、自分で自宅で鏡を見ながらイボをハサミで切りました。

出血はないし、なんとなく肌はくすんで見えるけれど、目立たなくなったのでいいだろう、とそのまま放置していました。

そして数週間後に、切ったはずのイボが再び出来ていることに気が付きました。

また自分で切ればいいだろう、と思っていましたがイボが大きくなり、またイボの数も増えてしまいました。

これはイボを切ったときに根元が残っていて再発したものと思われます。

出血しなかったのは皮下組織(毛細血管などの血流がある)までハサミが入っていなかったためでしょう。

自分で切ったり、気になってイボのあるところを触ったため、それらのことが刺激となってイボの出来る範囲が広がったのかもしれません。

また切ったイボがウイルス性のものだったとも考えられます。

ウイルス性のイボは自家摂取(自分から自分に感染させてしまうこと、最初に出来たイボのウイルスが異なる場所に移動し皮膚に侵入して発病すること)してしまうことがあります。

ウイルス性のイボには注意が必要ですし、決して自分で処置をしてはいけないとされています。

 

 

なぜイボをハサミで切っては危険なのか

「医療用のハサミで処置出来るイボは5ミリ以下」

皮膚科あるいは美容外科では、イボの処置をハサミでするのは5ミリ以下のものとされています。

専門医でもその大きさや種類によって処置の仕方を変えているのです。

ですから自分の判断で、切りやすそうだから、という理由でイボを切っては危険です。

またイボは皮膚に出来る、良性の腫瘍です。

良性があるということは、悪性の腫瘍の場合もあるのです。

一概には言えませんが、悪性の腫瘍は7ミリ以上の大きさでその形もいびつなものが多いです。

 

 

自宅にあるハサミ、あるいはつめ切り

医療用のハサミは清潔にするための処置を施されています。無菌であり、ウイルスなどの感染もありません。

しかしながら自宅で皮膚のお手入れ用に使っているハサミやカミソリはどうでしょうか。

使った後にキレイに拭ったり、水で洗い流していたとしても雑菌が滅菌されたわけではありません。

また、イボの出来ている箇所によってはつめ切りの方がやりやすいと、つめ切りを使う方もいらっしゃるようです。

しかしながら、つめ切りの方がさらに危険といえるでしょう。

爪には雑菌、ウイルスが多く存在します(感染を防ぐためにはご家庭であっても個人用のつめ切りを使用することをおすすめいたします)。

 

 

ハサミで切ろうとしているそのイボは、良性の腫瘍?悪性の腫瘍?

自分で処置をしてしまう際にこわいのは、そのイボが悪性かどうかわからないということです。

皮膚だけではありませんが、どの臓器に出来た腫瘍であっても良性か悪性の判断をする際には必ず検査をします。細胞を採取してきちんと検査をするのです。

悪性の腫瘍は数ヶ月でびっくりするくらい大きくなっていきます。

またイボの境界がはっきりとしない、などの特徴もあります。

突然大きくなっていくイボに気がついた際には、必ず早急に皮膚科で専門医に相談をしてください。

もし悪性の腫瘍を自分で切ったらどうなるのでしょうか。

詳細は割愛しますが、切除した箇所から出血し血液の流れにがん細胞が侵入すると、そのまま血液、リンパの流れにのってがん細胞が転移していきます。

 

 

ウイルス性のイボをハサミで切ったらどうなるのか?

先ほどBさんの事例でも触れましたが、イボには感染力のあるものとそうでないものがあります。

しかしながら、イボが感染力のあるものかどうかは専門家でないとわからないものです。

もし、ウイルス性のイボだった場合には切ったイボからウイルスが広がり感染します。

イボができる範囲が広くなりイボが大量発生するだけではなく、他の人にも感染させてしまいます。

ハサミにウイルスが残ったまま他の人が使うと、皮膚にウイルスがつき、皮膚かカサカサに乾燥していたり小さな傷があるとそこからウイルスが侵入してしまいます。

ウイルスは人から人にうつるものです。

自分だけではなく、ともに生活をしている人にもうつしてしまうことがあると自覚することが肝要となります。

またウイルス性のイボはウイルスが潜伏していると、切って無くなったと思っていても再発します。そしてウイルス性のイボの場合には痒みや痛みはありません。

 

 

まとめ

首まわりにできるイボは鏡を見ると目につきます。

ネックレスに引っかかったり、洋服が首元の開いたものだったりしますと、なおさら気になるのではないでしょうか。

根元が細くなっているイボや垂れ下がっているイボですと、自分で切ってキレイにしてしまいたくなりますが、それは危ないことです。

一般的に、直接命に関わらないだろうと思われている疾患に対しては、受診や治療に対して腰が上がらない方も多いかもしれません。

しかしながら、イボが悪性腫瘍かどうか分からないまま放置している方、危ないものとは思わずに自分で処置してしまう方がいます。

特に皮膚の悪性腫瘍は発見が早ければ早いほど、治療の開始が早ければ早いほど生存率は高くなります。

皮膚にできるイボは加齢によるものが多いといえます。特に50〜60代になるとイボは増えます。

突然大きくなったり、増えているイボに気がついたら早めに皮膚科、あるいは美容皮膚科を受診することをおすすめいたします。

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nana

nana

現役国立医学生nanaがスキンタッグや老人性イボなど首に出来てしまったイボの治療方法を紹介しています。
それぞれの首イボ治療方法のメリットやデメリット、費用や保険についてなどわかりやすく解説できるよう心がけています。

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